住宅診断で検査対象となるポイントを、「新築(築年数の浅い家)」「築30年未満の家」「30年以上の古い家」にわけて紹介します。
新築の家に、住宅診断は必要かと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、住宅診断を利用される方の大半が「新築住宅」や築2年以内の「築浅の家」に住んでいる方なのです。
住む前に第三者機関による確認をしてほしいと思っている方、また1~2年住んだ後でこれから20~30年暮らすことを想定してしっかりと管理してほしいという意識の高い方が、住宅診断を利用するケースが多いのだとか。
具体的にどのような点を検査するのか、また住宅診断を利用しなかった場合に考えられるトラブルについても紹介します。
築後(引き渡し後)から10年が経過すると、瑕疵担保がなくなります。また、不動産会社やハウスメーカーなどの定期メンテナンスも、だいたい10年までとしているところが多いです。
こうしたなか、「今まで何もなかったんだから大丈夫」と思って点検もせず過ごしている方が実に多いという現実があります。
人間と同じように、家も歳月が経つにつれて老朽化してきます。劣化を見つけ、長く安心して過ごすためにも、この時期に住宅診断を利用すべきではないでしょうか。
実際、どのような劣化や欠陥があるのか。検査内容とあわせて紹介します。
築年数が古い家に住んでいる方には、現状の家の健康状態を知らないという方もいらっしゃいます。一方で、いつか必ず来るであろう大きな震災や災害に「自分の家は大丈夫だろうか」と不安に思っている方もいらっしゃることでしょう。
こうした不安の相談相手として住宅診断を利用する方もたくさんいらっしゃいます。
築30年以上の古い家において、住宅診断の検査ポイントをご紹介します。
アメリカでは常識の住宅診断(ホームインスペクション)。それもあってか、日本よりも住宅の寿命が長いと言われています。州によって法律が違うので全体の取引数は異なりますが、約70~90%の住宅で住宅診断が行われているもよう。住宅構造を熟知した住宅診断士(ホームインスペクター)が、建物のコンディションを確認してくれるのです。
そして住宅診断には、一次から二次、さらに三次までステージが存在しています。その詳細について、解説します。