築後30年以上の築年数の古い家における住宅診断の検査ポイントをまとめました。
築年数の古い家の場合、家の健康状態を知るきっかけとして住宅診断を利用されるケースが多いようです。瑕疵担保の期間も過ぎ定期検査も長年行っていないため、万一のことがあったらどうしようと不安を抱いている方にとっても、住宅診断が安心の材料となります。
また、中古住宅として築年数の古い家を購入される方も、あと何年くらい住める家なのか、リフォームが可能な家なのかということを知るために利用する場合もあります。
築年数が古い家の場合、目に見える範囲はもちろん、目に見えない床下や天井裏の状態もしっかり確認しておきたいところです。床下や天井裏において、住宅診断で確認するポイントとしては、以下の点が挙げられます。
また、目に見える部分においても、果たして大丈夫だろうかと不安になっている点を確認する意味で、住宅診断を利用するのもよいでしょう。
以下のような点が気になる方は、ぜひ住宅診断の診断士に相談してみましょう。
地震大国である日本に住んでいる限り、やはり古い家なら一度は住宅診断を行いたいと考える方も多いでしょう。しかし、住宅診断を受ければそれだけでOKというわけでもありません。
特に住宅診断で要修繕、補修の結果が出てしまった場合。放っておいたら危険なんだって、で済ませるわけにはいきませんよね。
住宅診断はそもそも盲信する物ではなく、住宅の安全性を客観的に判断してもらうためのも。まずは、古い家で住宅診断を行った際に、考えられるメリットデメリットを把握しておきましょう。
リフォームなどに比べてみれば、住宅診断はまだ安価に受けられる安心のための方法。ぜひ受けたいと考える方のために、最初に考えられるメリットを見ていきます。
では反対に住宅診断を受けることで考えられる、デメリットとはどんなものがあるのでしょうか?後から受けなければよかった…と後悔しないためにも、しっかりと把握しておきましょう。
築年数が古い家に仮に欠陥がみつかり修繕を行うとなれば、費用が相当かかることも考えられます。構造躯体の状況によっては、リフォームやリノベーションをすることも難しく建て替えを検討しなければならないこともあるでしょう。さらに、築年数が古い家は震災などの災害に弱くなっていることも、懸念すべき課題となっています。
自らの命を守るためにも、またリフォームか建て替えかの判断材料として、住宅診断を利用するのも一手です。家に対しての不安を専門家に相談することで、何かあったときに「家のかかりつけ医」がいることは、安心につながると思います。