一戸建て住宅のメンテナンスは、定期的に行うことが大切です。では、どのタイミングでメンテナンスを行えばよいのかを紹介します。
ハウスメーカーの付帯サービスに、「引き渡し後、1年、3年、5年、10年にメンテナンスを実施します」というものがあります。これだけ手厚いサービスが付いているのは、劣化している欠陥部を迅速に見つけるほか、建物の場所によって劣化が出始める時期が異なるからという理由もあります。
例えば、風雨に四六時中さらされている外壁や屋根などは、素材にもよりますが、汚れ具合やシミ、シーリングを行っているサイディング壁なら劣化がないかなど、3~5年おきに定期的な点検が必要です。また設備に関しては、給排水管から漏れがないか、電気や換気設備に異常がないかなど、1~2年おきに点検したほうがベストです。
このように、一戸建て住宅の建材や設備にはメンテナンスのタイミングが異なるさまざまなものが使われているため、それぞれの時期に応じた対処も必要になってきます。
「面倒なんで一緒にしてしまおう」とすると、重大な欠陥を放置することになるおそれがあり、それが見つかった際の修繕コストがとても高くなることだってあり得ます。
では、どのタイミングでメンテナンスを行っていけばよいのか、いくつか参考までに列挙しましょう。
(注)下記は点検のタイミングであり、修繕や取り換え時期ではありません。
ずっと住み続けているとはいえ、欠陥部や修繕が必要な部分を見つけるには、ある程度の専門的な知識が必要です。そこで活用したいのが、住宅診断などの専門家により定期的なメンテナンスサービス。
特に築10年を過ぎて、メンテナンスがおろそかになっている建物に関しては、家をより快適に、より長く保つためにも、5年に1度くらいは専門家による診断を行うことが大切でしょう。
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