外壁は様々な物から家を守ってくれる大切なものだからこそ、ダメージが蓄積されていくものです。そのため、ひび割れが起きてしまうことも珍しくありませんが、購入前の段階でひび割れが起きてしまうことも。そこで、そもそも外壁のひび割れとはどのような意味を持つものなのかについてリサーチしてみました。
そもそもなぜ外壁にひび割れが起きるのかといえば、大きく分類すると劣化によるものか、あるいは工事業者の怠慢・施工不良かの2種類です。雨風、さらには紫外線にさらされている以上、常に劣化している一方で、工事業者の怠慢や手抜き工事、ミス等によってひび割れが起きてしまうこともあります。
前者に関してはいずれ起きるものですが、後者に関しては防ごうと思えば防げるものですが、いずれにせよ外壁のひび割れは避けては通れない物です。
継ぎ目は施工業者の腕が問われる部分です。むしろ継ぎ目以外の外壁にてトラブルが起きるケースはそうそうありません。なぜなら、ただ塗装をすればよいだけだからです。
しかし、継ぎ目に関しては技量が問われる部分です。そのため、住宅を購入する際には、外壁の継ぎ目は要チェックです。購入前の段階で既にひび割れが確認できるようであれば論外ですが、何となく継ぎ目に不自然感がある場合も要注意です。
サッシ周りもまた、要チェックです。さっち回りはシーリングが施工されているかと思いますが、特に重点的にチェックすべきはサッチの下側です。サッシの上側は比較的視界に入りやすいこともあり、業者もそうそう手抜きはしないのですが、下側に関しては実は手抜き等が見られるケースがあります。サッシに関しては雨水の侵入を防げるかどうかがかかっている大切な部分なので、下側はしっかりと確認しておきましょう。
排気口や配管など、壁を貫通している部分もまた、要チェックです。こちらもまた、施工業者の腕が問われる部分です。壁を貫通させた後、外壁塗装で塞ぐことになりますので、手抜き工事等が行われている場合、喚起が悪くなるだけではなく雨漏り等のリスクも高めてしまいます。
バルコニーがある場合はバルコニーや手すりも要チェックです。バルコニーや手すり部分もまた、最終的に外壁塗装を行うことで仕上げる部分です。そのため、施工業者の力量や姿勢が出る部分です。もしもですが、接合部の仕上がりが甘い場合、手すりが外れてしまうリスク、つまりは生命にかかわるリスクを背負うことになります。
もしもですが、外壁のひび割れを放置した場合、外壁が剥がれるだけではなく、雨漏り、さらには内部の腐食などが懸念されます。また、場所によっては更なるリスクを招く恐れもあります。また、外壁のひび割れはいきなり大きな亀裂が生じるものではありません。はじめは注意深く見なければ確認できないような小さなひび割れが、次第に大きなひび割れへと発展します。
また、外壁は家本体を守る役割も担っていますので、ひび割れを放置していると、本来であれば外壁が防いでくれるであろうダメージが家にまで到達してしまいますので、家そのものの耐久力の低下を招きます。
欠陥住宅の購入を回避するためには、事前に細かい部分までチェックすることが大切ではありますが、素人ではどれだけチェックしても分からない部分があるのも事実です。目視できない部分、あるいは思いもよらない部分からトラブルに発展するケースがあることも踏まえると、プロに住宅診断を行ってもらうことにより確実性が高められるでしょう。
特に外壁に関しては、劣化が進行するほど修繕費用も高まりますので、当初から劣化していた場合、一般的な寿命よりも早く修繕が必要になり、思いもよらない出費を強いられることになるでしょう。