住宅診断に関するよくある疑問について、Q&A形式でお答えします。
A.一般的な30坪程度だと3時間程度ですが、天井裏や床下まで細かく調べると5時間~丸1日かかることもあります。調査内容や建物の規模によって時間は変わりますので、事前に調査会社に確認しましょう。
A.木造だけでなく、スチール構造(S造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)、鉄筋コンクリート造(RC)などあらゆる家に対応します。また、会社によってはアパート、マンションなどでも対応しています。
A.その家のどこに欠陥があるのか(またはないのか)を見つけるのはもちろん、「あと何年くらい住めるのか」「今は劣化していなくても、いつ頃に劣化する可能性があるのか、補修にいくらかかるのか」…などもわかり、将来の資金計画も立てやすくなります。
A.各社または団体において、住宅診断に関する厳しい基準をクリアした人が診断を行います。なかには、資格試験を設けているところもあり、住宅診断の知識だけでなく公平な診断ができるかといった倫理観を問う問題もあるようです。
A.住宅診断は、基本的に「目視」による診断です。赤外線カメラなどの機器を使って、壁の傾きや外壁内分の劣化やハガレなどを確認することもありますが、すべてを確認できるものではありません。
A.可能です。ただ、家具などがあると正確な調査ができず、移動する必要が出てきます。
A.設計図はなくても診断はできます。設計図があれば調査がよりスムーズに行えるほか、仮に劣化があった場合の原因追究もしやすくなります。
A.可能な会社もあります。ただし、一部だけを見ても欠陥の原因がわからないこともあるので、全体的に見たほうがより正確な診断結果が出せます。
A.家主の立ち会いがなくても、診断は可能です。なお、診断士から状況を詳しく説明してもらうためにも立ち会った方がよいでしょう。
A.診断結果は、点検報告書、修繕計画書などの書面で提出されるのが一般的です。なかには報告書を出さない会社もあるようですので、事前に確認しておくことをお勧めします。