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中古住宅購入のすすめ

ここ数年、中古住宅を購入する人たちが、特に若い方のあいだで増えています。なぜ新築ではなく、中古住宅なのでしょうか。その魅力や購入するメリットなどをまとめました。

中古住宅の魅力とは

国土交通省では、中古住宅を選んだ方にアンケートを実施しています。そのなかで、「新築ではなく中古住宅を選んだ理由は」という問いに対して、次のような回答があったそうです。

中古住宅に決めた理由(複数回答)

  • 価格が適切だったから(74.2%)
  • 住宅の立地環境が良かったから(47.6%)
  • 一戸建てだから(27.7%)
  • 住宅のデザイン、広さ、設備等が良かったから(27.7%)
  • 昔から住んでいる地域だから(22.2%)
    ※国土交通省「平成24年度住宅市場動向調査報告書」より

やはり「価格が安い」ことが圧倒的に多い理由でした。実際の取引額を新築戸建てと比べても、価格は4割ほどの安さ。安くなった分を、自分の生活スタイルに合わせてリフォーム・リノベーションするのに使うという若者が増えているということです。

では、次に回答が高かった「立地環境」や「住宅のデザイン、広さ、設備等」についてはどうなのでしょうか。ここで、中古住宅のメリットを深堀していきます。

中古住宅で安心かつ快適に暮らすためには

新築より安いとはいえ、中古住宅でも全国での平均取引価格は2,200万円という高い買い物です。ですから、少しでも長く、安心かつ快適に暮らしたいと思うのは当然ですよね。

そんないい物件を見つけるには、できるだけ無傷な家を見極める目を持たなければなりません。どんな家でも、歳月が経てば経年劣化が生じるものです。

欠陥の少ない家を探すには、家探しの時に何を見ればよいのか。そのポイントをご紹介します。

国も中古住宅の活用を推進している

さて、中古住宅に人気が出てきたのは、単に「安い」「立地がいい」「広い」…という理由だけではなさそうです。実は政府も、中古住宅を活用するために、さまざまな方針を打ち出しています。

例えば「長期優良住宅化リフォーム推進」という制度。これは中古住宅を購入し、長期優良住宅に認定されるようリフォーム(リノベーション)する場合、補助金を出すという制度です。2014年より始まっており、認定された中古住宅も少しずつですが増え始めています。

また、国土交通省では「中古住宅の流通促進・活用に関する研究会」という機関を設け、既存住宅やリフォーム市場の活性化に向けた検討も始めています。この研究会では、中古住宅の建物評価に対する問題点(木造戸建が20年で価値ゼロになる現状の原価法など)に対して改正を求める動きや、的確なリフォームを促進する取り組み支援などについて協議。

中古住宅市場やリフォーム業界の活性化を目指し、有識者を交えながら勉強しているそうです。

国が中古住宅を後押しする理由とは?

ところで、なぜ国はここまで中古住宅の活用を後押ししているのでしょうか。それは、最近話題の「空き家問題」が要因の一つとなっているようです。空き家は過疎地域だけでなく、都会でも増え始めています。

ここが犯罪の巣窟となる可能性や、何らかの原因で火事や倒壊した場合に周辺に被害が出るなど、空き家は地域住民に不安を与える一因となっています。

では、なぜ「空き家」が増えているのでしょうか。さまざまな理由があるにせよ、「中古住宅を誰でも安心して購入できるシステムが構築されていなかった」ことも一因としてあるのではないでしょうか。

そもそも日本では、中古住宅に対してマイナスイメージがあると思います。

  • 「誰がつくったかわからない」
  • 「どんな管理をされていたのかわからない」
  • 「現状の安全性もわからない」
  • 「そんな家に住みたくない」

…と、中古住宅への不信感がまかり通っているのが現状でしょう。

最近では、こうしたイメージを払拭するため「家の履歴情報」を付けることで、中古住宅を誰もが安心して購入できる仕組みづくり(住宅履歴情報「いえかるて」など)も登場しています。

もっと長く、もっと安心して住める家を

また、日本の住宅の寿命が短いことも中古住宅へのマイナスイメージにつながっています。平均すると約30~40年といわれる日本の住宅寿命。これでは、築30年の中古住宅を買いたいと思う人が少なくても当然です。

欧米では100年以上経過しても次々に住み手が現れる家がたくさんあります。そこで政府は「いい家を作り、しっかり手入れをして、長く使う」という考え方をもとに、長期優良住宅制度を設けました。この制度、当初は新築住宅のみが対象でしたが、上記の通り現在では中古住宅にも適用されています。

新築でも中古でも住まいの耐久性や品質を高め、後世まで快適かつ安心して暮らせる家をつくり、そこで暮らす人が的確なメンテナンスを行っていく。それが空き家対策につながり、中古住宅市場の活性化にもつながっていきます。

このように、家に対する考え方を改める時期が来ていることも、中古住宅の人気につながっているのかもしれません。

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